かかわることが貢献になる

親子で取組む“第2のふるさと創り”

自己成長スキルの重要性


自己成長スキルとは、個人が自ら成長し、より良い自分になるために必要な能力の集合体です。
従来の画一的で詰め込み型の教育では培われにくかった、以下のようなスキルが含まれます。


《知的スキル》
問題解決能力: 複雑な問題に対して、適切な解決策を導き出す能力
批判的思考: 情報を客観的に分析し、判断する能力
創造性: 新しいアイデアや概念を生み出す能力

《対人関係スキル》
コミュニケーション能力: 効果的に意思疎通を図る能力
共感能力: 相手の気持ちを理解し、共感する能力
協調性: 他の人と協力して目標を達成する能力

《自己管理スキル》
目標設定能力: 達成したい目標を明確にし、計画を立てる能力
ストレス管理能力: ストレスをコントロールし、健康的な状態を維持する能力
自己評価能力: 自身の強みと弱みを客観的に評価し、改善点を見つける能力

《その他のスキル》
適応力: 環境の変化に柔軟に対応する能力
レジリエンス: 困難な状況を乗り越え、立ち直る能力
モチベーション管理: 自らに意欲を与え、目標に向かって努力し続ける能力


これらのスキルは、将来社会で活躍するために不可欠です。
「貢献」を通してこれらのスキルを育むことは、子ども教育において重要な役割を果たします。


体験学習の重要性


机上で学ぶだけでは、自己成長スキルを身につけることはできません。
実際に体験を通して学ぶことが重要です。


「貢献」を通して、子供たちは以下のような体験をすることができます。

◎社会課題を自分事として捉え、解決に向けて行動する
◎異なる立場の人々と協力し、共通の目標に向かって取り組む
◎自分のアイデアを表現し、周囲を巻き込む
◎失敗から学び、成長する

これらの体験を通して、子供たちは問題解決能力、協調性、コミュニケーション能力、情報活用能力、批判的思考といった自己成長スキルを育むことができます。


具体的な事例


中学校3年生の総合の授業において、地域の課題解決に取り組むプロジェクトを開催中
(2024年6月~)

 

《地元を知る》

●自分が感じる地元のメリット的な要素・デメリット的な要素
●クラスメイトとの共通点を探る
●地域のおじいちゃんおばあちゃんから見た地元情報から、自分たちの知らない過去を知る

《日本各地の事例を知る》

●他の地域ではどんな課題があり、それに対してどのような取り組みをして、どんな成果が上がったのか?事例を知る
●地域資源とは何か?を他地域の事例から、その活用法を知る

《みんなの気づき》

●どの地域にも、メリット的な要素とデメリット的な要素の両面がある
●視点(捉え方)を変えることで、デメリットがメリットになることもあり得る
●中学生や高校生でも本気で取り組めば地域活性化に貢献できる
●地域資源の活用で未来を変えることができる

《グループディスカッションテーマ》

●自分たちは、地元のどんなことを解決できるだろうか?⇒課題の設定
●上記で決めた課題に対して、どんな取り組みが出来そうか?⇒解決策の方向性を探る
(地域資源の見直し:自然環境・伝統行事や文化・産業・食)